いつもは朝か昼には更新してる当ブログですが今日はもうこんな時間。
今日はWEB版、紙版どっちも今注目のサッカーメディアについて。
【2/10(土)発売】『月刊フットボリスタ第54号』 https://t.co/YZBW7ohTg4
— footballista (@footballista_jp) 2018年2月7日
特集は「欧州の新スタンダードを学べる 戦術用語講座」
グアルディオラの登場以降、戦術のパラダイムが変わろうとしている中で生まれた、様々な新用語を解説します。
いつもより2日早い10日(土)発売なのでお間違いなく!
うん、全部目を通した訳では無いですが濃いわ。
ペップ・グアルディオラの登場以降、戦術のパラダイムが大きく変わろうとしているが、「ポジショナルプレー」や「ハーフスペース」など断片的なボキャブラリーだけが独り歩きすると、我われも同じ過ちを繰り返すことになるだろう。
各用語を一度しっかり定義して全体マップを作りたい、というのが今特集の目的だ。
そうそう、最近新しいサッカー用語がポンポン出てきて付いて行くのがやっとですよ。っていうか最近のサッカーって凄く急激に変化してますよね。昔の常識が通じないというか。
で、目次です。
INTERVIEW
シャビ・エルナンデス(アルサッド)
ペップと、シメオネたちと…フィジカルと、タレントと…2018年の戦術
「システム」と「ポジション」の終焉。新たな戦術パラダイムの始まり
L’Ultimo Uomo|ウルティモ・ウオモ分析
3バックは古典的戦術なのか?
[対談]レナート・バルディ×片野道郎
分析のフレームワークから考えるモダンサッカーの全体像と用語
TACTICAL TIPS 1 ポジショナルプレー
エリック・テンヤード・オルテガ(UEFAプロライセンス講師)
4つの動的スペースと4つの優位性、「位置」にとどまらない包括的な概念COLUMN ポジショナルプレーの象徴、ダビド・シルバ
TACTICAL TIPS 2 ハーフスペース
Spielverlagerung|シュピールフェアラーゲルング分析
そこにありながら描かれてこなかったフォーメーション上の発見
INTERVIEW
ドメニコ・テデスコ(シャルケ監督)
チームの戦術コンセプトはこうしてでき上がる
TACTICAL TIPS 3 エントレ・リネアス
坪井健太郎×小澤一郎
概念であって方法論ではない。日々発展する「ライン間」の攻略法
TACTICAL TIPS 4 偽サイドバック
西部謙司
すでにあった“ピッチ上の知恵”をペップが戦術に組み込む
COLUMN ドイツ発「ハーフディフェンダー」という新ポジション
TACTICAL TIPS 5 ゲーゲンプレッシング
Spielverlagerung|シュピールフェアラーゲルング分析
実は4つの型がある“後の先”プレスの全容
TACTICAL TIPS 6 認知
中野吉之伴
いかに「試合の状況」で…認知~選択~決断をめぐる探求COLUMN 認知と感情 ――「直感」が戦術的最適解を選び取る
元SVホルン監督・濱吉正則氏が解説。
ナーゲルスマンのトレーニングに見る、「認知」を鍛える最新事情
TACTICAL TIPS 7 戦術的ピリオダイゼーション
林舞輝
“モウリーニョ講座”に合格した新世代コーチ林舞輝が語る「日本サッカーの日本語化」
[特別寄稿]ダニエーレ・マヌシア(L'Ultimo Uomo編集長)
ジャーナリズムは新しい戦術用語をどう扱うべきか?
2.13再開! CL・EL決勝ラウンド初戦をおさらいINTERVIEW
パブロ・アイマール(U-17アルゼンチン代表監督)
優れた指導者とは…アイマールは対話する
REGULARS
TACTICAL FRONTIER 進化型サッカー評論 ●結城康平
- ハーフスペースが生み出す、崩しの新境地
帰ってきた 海外toto、俺の攻略法
-#3 倉敷保雄(フリーアナウンサー) 予想上手への近道は「継続は力なり」
戦術リストランテ ●西部謙司
- シャフタールの静的ゾーンディフェンス
ディープスロート 内部情報が語るRマドリー ●ディエゴ・トーレス
- フロレンティーノに降りたネイマールというお告げ
ウォッチング・グアルディオラ ●ルイス・マルティン
- 敗戦後に取り戻した勝利のルーティン
footballista Game Labo
- 至高のチームをWCCFで再現!私のベストイレブン #1 木村浩嗣さんが選ぶ至高のスペイン代表THEATRE OF ENTERTAINMENTS
- アイマール1試合だけの現役復帰、リーズの新エンブレムに唖然、ジョー来日でエメルソン復帰
名優たちの“セカンドライフ” ●川崎 薫
- ディミタール・ベルバトフ(ケーララ・ブラスターズ)ドイツサッカー誌的フィールド ●ダニエル・テーベライト
- 土曜午後の魔法はいずこへ…また一つ消えゆくブンデスの美徳
CALCIOおもてうら ●片野道郎
- 内部からの改革は不可能。カルチョの闇に伊スポーツ界のトップが挑む
サッカーを笑え ●木村浩嗣
- 選手枠を売ったLFP。サウジアラビア人大量加入とテバスの野望
読み応えあり過ぎて立ち読みでどうにかできるボリュームでは無いw
ちょっと目を通して面白いなと思ったのが、ハーフスペースの使い方でハーフスペース間でのパス交換は有効だとか、トップレベルに置いて「戦術」「フィジカル」等ではもう殆ど差が無く今後は認知・判断の部分で差が付く、その為のテクノロジーの活用なんてところかな。
あとピリオダイゼーションのお話。いまいち未だにピリオダイゼーションって聞いても良くわからんというかピンとこないんだけど、
サッカーに関してはボールを使ったフィジカルトレーニングというとこで、
今までは分離されていたフィジカルトレーニングと戦術トレーニングを一体化し、戦術トレーニングの中でサッカーに必要なフィジカルを鍛える
という解釈ですね。
うん、コンサドーレのミシャの練習ですね!
キャンプが始まって「ボールを使った練習がメインで楽しい!」とかいう声が上がってた練習も、計測してみれば普通のフィジカルトレーニングと同じくらい走っていたというアレですね。
基本ミシャの練習はゲーム形式メインで特別に守備練習とかしないというのは有名ですが、守備に必要なものはそのゲーム形式の練習の中に組み込まれてるということなんでしょうね。
これ別にミシャに限らずヨーロッパトップレベルでは特に珍しいものではないようです。練習の為の練習みたいなものは排除の流れ、実戦形式の中に試合に必要なものを組み込むってのが主流。ミニゲームの2タッチ制限とかですね。
今月号での特集、こちらもピリオダイゼーションについて
TACTICAL TIPS 7 戦術的ピリオダイゼーション
林舞輝
“モウリーニョ講座”に合格した新世代コーチ林舞輝が語る「日本サッカーの日本語化」
こちらの記事を書かれている林舞輝氏、はてなブログユーザーじゃないか!
englandportugalfootballcoach.hatenadiary.jp
今後の記事も楽しみにしています(´ー`)
あとはフットボリスタではないです。はてなブログのこちらの記事もオススメです。
国内の多くのトレーニングメゾットでは、フィジカルはフィジカルの練習、技術は技術の練習、戦術は戦術の練習と、それぞれを区分して行う方法が主流ですが、実際のゲームはそれら三つの要素が全て同時に内在しています。つまり、それらを区分して行うトレーニングメゾットは実践的な練習とは言えません。
それらの三大要素のうちいくつかを同時に取り入れた練習はより効率的で、実践的と言えるでしょう。
では、どのようにすればサッカーにおける持久力と、体系的な要素を同時にトレーニングできるのか。そのためにはボールを使用したトレーニングの負荷を高める必要があります。
うん、やはりそういう流れなんですね。
キャンプからわずか1か月半、ボールを使ったトレーニングメインでミシャサッカーの基礎を仕込み、内容・結果とも急激に上向いてきたコンサドーレ。
「可変システム」「中盤空洞化」「相手GKにまでチェックに行くフォアプレス」「GK脇からのビルドアップ」などなど今年のコンサドーレは欧州最先端と比べても共通する点も多く非常に面白いです。なので例年以上に世界最先端のサッカー事情を知っておきたいという気になりますね。